八重樫さんが太陽の穴の中で射精した。太いちんこをずるっと引き抜く。
「うわっ すげぇ」
太陽の穴がぽっかりと開いている。僕は八重樫さんと入れ代わった。
「凄い穴」
そこに指を入れる。拡がった穴に3本、4本と入れる。そして、手を押し当てた。無言で力を入れる。押し付ける。
「行くよ」
太陽に声を掛けた。八重樫さんが見ている。城戸さんも、佐伯さんも動きを止めて僕を見ている。
「入れてください」
太陽が言った。僕は手を押し付けた。
「うぐっ」
手が太陽の中に入っていた。あのヌメヌメした感覚、暖かい太陽の中、さっきは僕のちんこが入っていた穴。
そのまま手を動かす。あの時のことを思い出す。あの時は、こぶしを握って引き抜いた。その時僕はボクブリの中で射精した。でも今日はさっき1回出したばかりだ。手を握る。そのまま腕を動かす。
「気持ちいい?」
太陽に尋ねる。
「はい」
そう答えた瞬間、腕を引き抜いた。
「うがぁ」
引き抜いた直後の太陽の穴を見る。白いものが滴っている。僕か、八重樫さんの精液だろう。
(そうだ、八重樫さんの精液)
腕を見る。その腕に八重樫さんの精液も付いている筈だ。
「ほら、舐めて」
太陽の顔の前に腕を差し出す。太陽は舌を出してペロペロと舐めた。
「じゃ、次は私が」
佐伯さんはそう言って、太陽の穴にちんこを差し込んだ。

太陽は僕の腕を舐めながら、佐伯さんに掘られている。その太陽の表情に少し変化が起きていた。
「うっ」
体をビクッと動かして、顔をしかめる。
「どうしたの?」
僕は尋ねる。
「痛いんだな」
八重樫さんが言った。
「さっきのフィストで切れたんじゃないか?」
佐伯さんを見た。佐伯さんはちんこを引き抜いて、太陽の足を持ち上げて穴を見た。
「血、出てるよ」
「めずらしいな、タフマンコのくせに」
城戸さんが言う。
「じゃあ、掘るのは今日はここまでだな」
「俺、まだ掘ってないのに」
城戸さんは残念そうだ。

「じゃ、代わりに」
城戸さんは部屋の隅から何かを持って太陽の側に戻った。
「それ」
太陽が少し怯えた顔をした。
「楽しみにしてただろ」
太陽が頭を左右に振る。
「それ、嫌だ」
城戸さんが持って来たものを見せてくれる。小さなポーチ。その中には針のようなものが入っていた。
「針?」
僕は尋ねた。
「ああ。針プレイだ」
太陽を見る。太陽は目で僕に訴える。
「嫌がってるみたいだけど」
「君はどうだ?」
城戸さんが僕に言う。
「僕は・・・」
チラリと太陽を見る。
「どんなふうにするんですか?」
城戸さんに尋ねた。
「ご主人様は興味ありそうだな」
太陽が僕を見つめる。
「見てみたい」
僕が正直に言うと、太陽は目を閉じた。
「いいよね」
太陽は返事しない。
「いいよね」
もう一度尋ねた。
「・・・はい・・・ご主人様」
太陽は渋々、という感じで答えた。

太陽のちんこは萎えている。
(本当に嫌なんだ)
城戸さんは何か準備をしている。針を並べ、それを何かで拭っている。
「ほら、勃起させろよ」
僕が命じると、太陽は股間に手を伸ばした。でも、全然勃起しない。
「変態太陽でも嫌なことがあるんだ」
太陽は首を左右に振る。
「よし、準備完了。立て」
城戸さんが言った。が、太陽は動かない、城戸さんが僕を見る。
「立て」
僕は太陽に命じた。太陽はゆっくりと立ち上がる。
「これあった方がいいだろ」
八重樫さんが縄を僕に渡した。
「手を背中で縛るんだ」
立ち上がった太陽の後ろに、僕と八重樫さんが立つ。
「こうして手を組ませて」
縄を掛けていく。
「最後にこう通して」
そして、太陽の両手が背中で固定された。
「じゃ、行くか」
城戸さんが針を1本手にし、太陽に近づく。太陽は一歩後ろに下がった。
「こら、逃げるな」
八重樫さんが太陽の背中を押さえる。
「ほら、よく見て」
城戸さんが僕を手招きした。
「こうして、消毒して」
太陽の乳首に消毒液を吹き掛けた。
「針もさっきアルコール消毒してある」
太陽の乳首を摘まむ。
「嫌だ」
太陽がつぶやいた。城戸さんは太陽の顔を見た。
「じゃ、ご主人様にしてもらえ」
城戸さんが僕に針を差し出した。

「いいよね」
太陽の顔を見た。太陽は目を閉じ、そしてうなずいた。
「乳首を摘まんで」
城戸さんの指示に従って、太陽の乳首を摘まむ。
「少し引っ張る感じで針を当てる」
言葉通りにする。
「ん」
針が当たったとたん、太陽が声を出す。
「自分の指に刺さらないように気を付けながら」
城戸さんが僕の指の位置を直してくれた後、耳元で言った。
「一気に突き刺す」
僕は太陽の乳首に針を突き刺した。
「ふぐぁ」
太陽が逃げるように体を動かそうとした。でも、八重樫さんと城戸さんが押さえる。
「ほら、貫通させろ」
ぐいぐいと針を突き刺す。乳首の向こう側が少し盛り上がり、そこから針の先が出てきた。
「もっと」
そのまま突き通す。
「よし、1本目はこれでよし」
太陽の顔を見る。顔が歪んでいる。きっと痛いんだろう。
「2本目」
次の針を渡された。
「一人で出来るな?」
僕はうなずいた。もう一方の乳首に消毒液を吹き掛け、そこを摘まむ。
「ご主人様にしてもらえるんだ。覚悟は出来てるよな?」
城戸さんが太陽に尋ねた。太陽は首を左右に振った。
「だめなの?」
僕が尋ねる。太陽は泣きそうな目で僕を見つめる。
「僕の奴隷でしょ?」
太陽は返事をしない。僕は受け取った針を、乳首に当てた。
「動くなよ」
そして、押し付けた。

まだ刺さってはいない。でも、太陽は泣き出した。声は出さないようにしているようだけど、小さな嗚咽が漏れている。
「そんなに怖いんだ」
怖いのか、痛いのかよく分からない。あの太陽が泣いている。そんな太陽を見て、僕は勃起していた。
「太陽は痛いの好きなんでしょ?」
返事はない。
「僕にいたぶられたいんでしょ?」
やっぱり返事はない。
「僕の奴隷なんでしょ?」
「はい」
ようやく小さな声で返事が返ってきた。
「じゃ、いいよね」
返事はなかったけど、太陽は微かにうなずいた。
それを見て、僕は針を強く押し込んだ。太陽の体に力が入り、一瞬動いた。でも、その後は、針が貫通するまで全く動かなかった。

太陽は両方の乳首に針が1本ずつ刺さったまま、城戸さんのちんこを咥えていた。手は背中で縛られたままだ。僕はそれを見ていた。
「SM初日、基本コースのつもりだったのに」
八重樫さんが僕の横に立って言った。
「フィストと針って、もう上級者だな」
太陽の頭を城戸さんに押し付ける。
「君は太陽以上なのかもな」
フィストの時みたいに興奮したし、針だってあの太陽が泣くくらい辛いんだと思うと興奮した。そして今も、太陽はきっと痛みをこらえながら、城戸さんのちんこを喉の奥まで突っ込まれている。
勃起していた。
それを扱いていた。
それを見た城戸さんが、太陽の頭を僕の方に向けさせた。
「ほら、ご主人様がお前を見て興奮してるぞ」
太陽が僕のちんこを咥える。僕はその頭を押さえる。奥まで突っ込む。そのまま、針が刺さったままの太陽の乳首を摘まむ。
「うぅ」
太陽の体がビクッと動く。
「僕に壊されたい?」
太陽に尋ねる。太陽の頭の動きが一瞬とまり、上下に動いた。
「そうだよね」
太陽の頭を撫でる。また乳首を摘まむ。
「僕も興奮した。気持ちいいよ」
乳首を強く摘まみ、ひねり、引っ張る。指が少しヌルヌルする。見ると血が付いていた、その血を手のひらで塗り拡げる。手も血だらけになる。
太陽の頬を両手で掴んで引き上げた。針に気を付けながら乳首にキスをする。指で太陽の頬をなぞり、その血の痕を舐める。僕の手に付いた血を太陽に舐めさせる。
「ほら、しゃぶれ」
また咥えさせた。
「僕も、太陽が好きになったのかも」
ずっと勃起している。
「ちょっと違うかな」
太陽にしゃぶらせながら考える。
「僕は・・・」
自分の心の奥の気持ちに気付く。
「僕も爆弾持ってるかも」
太陽が僕を見上げた。

太陽の切れた穴にもう一度入れる。太陽の痛そうな顔を見ながら掘る。太陽の乳首を捻り上げる。太陽が呻く。顔を見る。痛そうな顔。辛そうな顔。さらに掘る。さらに力を入れて摘まむ。太陽の乳首の周りは血だらけになっている。そこを舐める。太陽の穴からちんこを抜く。そこにも血が滲んでいる。また入れる。また摘まむ。血の付いた指を舐めさせる。
「いっ」
太陽は時々呻く。顔が歪む。それを見て僕は興奮する。
「ああ、太陽」
僕のために、もっと呻かせたい。もっと苦しめたい。もっと僕は興奮したい。
「ああっ」
僕はまた太陽の中に射精した。
それでもまだ勃起したままだった。

僕の、太陽の血に塗れたちんこを太陽にしゃぶらせる。かなり長い時間しゃぶらせて、僕は太陽の口の中でまた射精した。



太陽は少し疲れた様子でぐったりしていた。
「今日はここまでかな」
八重樫さんが言った。城戸さんと佐伯さんはすでに部屋の片付けを始めていた。
「思った以上にSだな、君は」
僕に言う。
「Sだとは思っていたけど、ここまでとは思わなかったよ」
佐伯さんも言う。
「そんなこと・・・」
否定しようとした。でも、その通りなのかも知れない。さっき気付いた僕の心の中の爆弾、あれは確かに僕の本当の気持ちの一部分だ。
「太陽のご主人様なら、これくらい出来ないと」
城戸さんはそう言って笑った。

正直、僕も疲れた。床に座り込む。太陽はまだ手を背中で縛られ、乳首に針が刺さったままだった。
「それ、抜いてあげて」
城戸さんに言われた。
「抜く前にもう一度消毒してから」
消毒液を渡される。それを吹き付けると太陽は顔をしかめる。針を抜こうとすると、痛そうに呻いた。
「抜けないよ」
城戸さんに言った。
「これ使え」
城戸さんがペンチを僕に向かって放った。乳首を摘まみ、ちょっと引っ張って、ペンチで針を掴んで無理矢理引き抜いた。
「うぐっ」
太陽は体を伏せ、痛みをこらえている。
「ほら、もう片方も」
同じようにして針を抜く。太陽の目からまた涙が少しこぼれた。
「また泣いてる」
そう言うと顔を伏せた。
「痛かったんだよね?」
太陽は顔を伏せたままうなずいた。僕は太陽のちんこを握る。
「じゃ、なんでこうなってるの?」
太陽のちんこは勃起していた。
「ねえ、なんで?」
太陽が顔を上げた。
「痛かったけど・・・気持ち良かったから」
「ど変態だね」
僕は笑顔になった。

帰りも佐伯さんが車で送ってくれた。佐伯さんのマンションの前で別れ際、佐伯さんがお金を差し出した。
「今日の分、一人1万円だから合計3万円」
「あれは冗談ですよ」
確かに僕は言ったけど、お金をもらうつもりは全くなかった。
「でも、今日で分かったと思うけど、SMにはそれなりにお金が掛かるからね」
縄、鞭、針、消毒液とか、確かに僕は持っていない。
「君が太陽のご主人様になった御祝いだ」
「ありがとうございます」
僕の代わりに太陽が受け取った。
「こら」
奴隷のその行為をたしなめる。
「でも、いろいろ買わないといけないのは確かでしょ」
(全部お前の性癖のためだろ)
「じゃあ・・・」
そのお金をありがたく頂くことにした。

「どうだった?」
家までの帰り道、太陽が僕に尋ねた。
「太陽はどうだったの?」
僕より太陽だ。針刺されたりお尻から血が出ていたり、今思えばかなり辛かったんじゃないだろうか。
「んん・・・」
太陽は少し首を傾げた。そして僕の手を握る。
「公園行こ」
手を引っ張られて公園のトイレに連れ込まれた。
「まだやり足りないのかよ」
個室に連れ込まれた僕は太陽に尋ねる。
「そうでもないんだけど、ほら、さ」
太陽は全裸になる。床にしゃがんで両手を顔の横に上げる。
「ほら」
僕に催促した。
(そういうことかよ)
学校のトイレでしたことを思い出した。僕はズボンとパンツを下ろす。
「ほら、よし」
太陽が僕のちんこを咥えた。僕は太陽の暖かい口の中に放尿を始めた。

<BEAR 第2部 完>

      


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